yukiのCUE!&AiRBLUEブログ

CUE!とAiRBLUEについてのあれこれ

生きること、死ぬこと。

生きることに意味はない、と考える人がいます。

確かに、意味はありません。

考え方次第でどのようにも受け取れる「生の意味」は、人間が生まれてから死ぬまでの永遠のテーマです。

 

自分は、生き様とは死に様であると考えています。

死ぬ時はいつも独りです。

もちろん、ベッドのそばに家族や大切な仲間がいるかもしれません。

しかし、独りで死んでいくのは事実。

 

その時に、「なぜ生きてきたのか、自分の人生とはなんだったのか」を考えると思うんです。

それこそ、生き様なんじゃないかなと。

 

世の中には、大きな罪を犯して死刑となって死んでいく人がいる。

世の中には、幸せな家庭に包まれ、幸せな家庭に囲まれて死んでいく人がいる。

 

同じ人間でも、死ぬ時に考える内容は別でしょう。

その時に初めて、「自分が人生でしてきたことの意味、人生とは何か」が本当にわかる時が来るんだと思います。

 

宗教的な話ではなくて、あくまで自分の感覚的な話です。

 

 

 

余命宣告を受けて、終末医療を受ける人。

どんなことを考えるのでしょう。

もう長くは生きられないけど、今を必死で生き抜いていくしかない。

その時に、「自分が人生でしてきたこと」を考えられるでしょうか。

なかなか難しいんじゃないかな、と思います。

 

もし、その人に死ぬまでに自由な時間が与えられたとして、大自然を見に行くとします。

大自然を目にした時、どんなことを考えるのでしょう。

「生きてきてよかった」

「地球にはこんな自然があったんだ」

「生まれてきてよかった」

「地球は凄いな」

そんなことを考えられる人は、最高に幸福な人だと思います。

 

世界で一番不幸せな人はなんでしょう。

家族を皆殺しにされた人でしょうか、愛する人を失った人でしょうか、全ての財産が流れていった人でしょうか。

 

自分は、それよりもっと不幸せなことがあると思います。

「人の感情をなんとも思わない人」

です。

 

人には感情があります。

十人十色の感情がある中で、自分以外の感情を切り捨てられる人。

不幸せなことだと思います。

 

幸せな生き方をする中で1番大切なことは、「自分以外の人を大切にすること」だと考えています。

 

人間は、死ぬ時は独りです。

でも、生きる時は独りでしょうか。

 

絶対に違います。

たくさんの人と関わって、生きていくのです。

人間は社会的な動物です。

単独で生活することなど現代では不可能です。

 

だから、「自分に足りないものを埋めていくこと」が生きる意味だとしたら、他の人は「生きる手助けをしてくれる人」だと思います。

 

世界80億人の中で、様々な人と関わり合う。

自分のことが好きな人も、嫌いな人もいる。

だからこそ、自分にとって大切な人を見つける、それは必要なことだと思います。

 

人1人を大切にできない人が、多くの人を大切にできることはないでしょう。

周りに感謝をして、大切にする。

 

死ぬ前に人は、今まで意識しなかったことを考えます。

「お世話になった、ありがとう」

とたくさんの人に感謝をします。

自分の祖父もそうでした。

「世話になった、沢山の人に世話になった」

と言って死んでいきました。

人を大切にすることで、感謝の心が生まれます。

死ぬ前にそういうことが言える人は、人を大切にして生きてきた幸せな人だと思います。

 

生きる意味を考えて、どうやったら幸せに生きられるのか。

1日1日、もう戻らない日。

まずは、人に少し優しくなることから始めようと思いました。

 

そんな、11月9日。